JIS規格における『CAD機械製図』の廃止

JIS(日本産業規格)では、約10年ごとにJISの規格が改正されている。

製図にかかわる規格の中で、CAD機械製図(JIS B 3402:2000)は、2021年3月22日に廃止となった。
機械製図(JIS B 0001:2019)が2019年5月20日に改正されて、おおむね集約されたためと思われる。

もともとCAD機械製図(JIS B 3402)は、機械製図(JIS B 0001)に準拠しており、大きな違いは『フォントについては,特に規定しないが,漢字,平仮名及び片仮名は全角を,ローマ字,アラビア数字及び小数点は半角を用いるのがよい。』という規定くらいと認識している。

機械製図(JIS B 0001)には、CA書体・CB書体の文言が追加されたが、CAは、CAD用の標準書体(A書体)・CBは、CAD用のボールド書体(B書体)を意味しており、Cの有無は特に気にしなくてもよくなっている。

テンプレート作成担当などでない限りは、CADで製図作業するときは、デフォルトの設定で問題ないが、テンプレート作成する際に、厳密にフォントを選ぶときは、少し古いが、製図-文字-第5部:CAD用文字,数字及び記号(JIS Z 8313-5:2000)を参考にしてもよい。

また、3Dモデルに3次元的に寸法を入れる方法が「JIS B 0060:2015」に規定されている。

  • JISB0060-1 「デジタル製品技術文書情報-第1部:総則」
  • JISB0060-2 「デジタル製品技術文書情報-第2部:用語」
  • JISB0060-3 「デジタル製品技術文書情報-第3部:3DAモデルにおける設計モデルの表し方」
  • JISB0060-4 「デジタル製品技術文書情報-第4部:3DAモデルにおける表示要求事項の指示方法-寸法及び公差」
  • JISB0060-5 「デジタル製品技術文書情報-第5部:3DAモデルにおける幾何公差の指示方法」
  • JISB0060-6 「デジタル製品技術文書情報-第6部:3DAモデルにおける溶接の指示方法」
  • JISB0060-7 「デジタル製品技術文書情報-第7部:3DAモデルにおける表面性状の指示方法」
  • JISB0060-8 「デジタル製品技術文書情報-第8部:3DAモデルにおける非表示要求事項の指示方法」
  • JISB0060-9 「デジタル製品技術文書情報-第9部:DTPD及び3DAモデルにおける一般事項」
  • JISB0060-10 「デジタル製品技術文書情報-第10部:組立3DAモデルの表し方」

寸法の入れ方などは機械製図(JIS B 0001)に準拠しており、3Dモデル用に規定している。
3D図面を作る際には参考にしたほうが良い。

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