機械製図において必要に応じて立体形状を図示する場合がある。
そのさいに等角投影図を描くことが多い。
等角投影図
3つの軸が同じ角度、同じ長さで描く手法。軸の長さは約0.82倍となる。
各軸の長さが10mmの立方体を表現する場合は、約8.16mmの長さで描く
ソリッドワークスなど3次元CADで等角投影図を設定すると自動でその長さで描かれる。
等角図
2次元CADや手書きで立体図を描く場合、倍率を変えながら描くと手間がかかるので、倍率を変更しないで描く。
そのさいには正式名称は等角図という名称で呼ぶことになる。
各軸の長さが10mmの立方体を表現する場合は、おなじ10mmの長さで描く。
二等角投影図
等角投影図では、奥行き方向などで線が重なり見えづらい場合があり、その際には表示の角度を変えた二等角投影図を用いる。
2つの軸の長さが同じで、残る軸の長さが0.5倍にした長さになる。
ソリッドワークスでは両等角投影という名称で使われている
JIS B 0001機械製図では、等角投影図と二等角投影図の規定が表記されています。
不等角投影図
あまり用いる機会はすくないが、3つの軸が別々の比率になるようにした不等角投影図という手法もある。
ソリッドワークスでは、縦軸を10とした場合に図のような比率で描かれる。